November 14, 2005

[奥徹田郎]

昼飯のラーメンの熱いとこを貧った俺の口の中は只今やけどでヒリヒリしてます、某ですこんばんわ

今日は比較的朝がゆっくりでしたので、昨日の疲れも多少取れてよかった。
久しぶりに車の運転をしましたが、好きなCD聴きながらドライブってホント楽しいわ。

コラム式オートマだったもんでなんか左手が手持ち無沙汰ですたけど(´・ω・`)


※ 写真は 『S-1CLIMAX2005優勝者』 の奥田徹郎

18対19 (個人的奥徹側視線評//敬称略)

その時、奥田徹郎の優勝が決まった...

今年の決勝戦、またしても しおはらいさむvs奥田徹郎
彼らはこの3年、S-1の決勝を独占してきた
しかし、勝ったのは過去2回とも しおはらいさむ氏の方だった

大会の方式は演者16名によるトーナメント
この大会を含め3度、彼らが同じブロックになることはなかった、ということだ
演奏順はステージ上でのジャンケンによる取り決め
勝った方が先攻か後攻かを選べる

それに勝った奥徹は迷うことなく先攻を選んだ
俺個人的には後攻が有利と思っている
ましてや拮抗した実力を持つもの同士であるならば尚更
両者の歌を聴き終った直後に投票が行なわれるシステムにおいては
断然 『今聴いたばかりの曲』の方が印象に残る気がするからだ
しかし、奥徹は迷うことなく先攻を選択

今にして思う
去年も確か奥徹の方が先攻だった そして負けた
彼は同じ条件で戦って、その上で勝ちたかったのではないだろうか
もしくは
自分が選択権を得た中で、後攻を選択することに 『気持ちで負ける』イメージを見たのかもしれない
いや、もはや彼の中には 『どっちが有利』とかいうようなちゃちな考えはなかったのだろう
とにかく奥徹は歌い始めた


一回戦を振り返る
[ 奥田徹郎 vs ブラックボーイ ]
彼をよく知る今大会主催者のマスターが言った
『さっきからギターのミスタッチが気になるんじゃけど、緊張しちょるんじゃろうか』
ポーカーフェースの彼からそれを読み取ることは難しいが、あながち間違いでもなさそうだった
対するブラックボーイ
初参加にも関わらず見事なマイワールドを展開
ステージ上で自分の歌を完唱する姿は、確かに熱かった
しかして奥田徹郎の勝利、一回戦を突破する

つづく二回戦
[ vs のもとこういち ]
一回戦で しのみやまなぶを破って波に乗る のもと氏は、ここでも実に気持ちよさそうに自分の歌を歌う
ギターも声も、そしてルックスもイイ(w) のもと氏が、しかも実に落ち着いた感じで楽しそうに 『普段の自分』を演出する
それにたいして奥徹は未だ緊張がとけないのか表情が硬くみえた
ここにくるまでに大会では既に8組の戦いが進み
その殆んどの演者が 『楽しそうに』自分のステージをこなす中で、彼には 『楽しんでいる』風景が見えてこない
普段けしてそんな風なミュージシャンではないと思うのだが...

それでも奥徹は僅差でこの対戦を乗り越えた
今大会、彼に勝利の女神が味方したのだとすれば、まさにここだったのかもしれない

三回戦 [ vs 池田洋介 ]
今大会ベストバウトと言える熱戦となった
S-1初回大会から破竹の勢いでその実力を伸ばしてきた若武者:池田洋介は
一回戦で下関の重鎮:福太郎を
二回戦で会場全体を巻き込むほどのパフォーマンスを魅せたラケンローラー かわづを破り
すっかり優勝候補の一角としてここまで上がってきた
対する奥徹も、さすがにここにきて緊張がほぐれたか、ようやく普段の自分を取り戻した感のあるステージを展開

審査の結果を待つ.......16対16  同点
規定では同点の際はジャンケンで勝者を決める、ということになっていたが
会場からは延長戦のコール
この名勝負がジャンケンで決められるはずはなかった

しかし既に進行時間は押し、関係者は戸惑う
苦肉の策として両者ワンコーラスの勝負が行なわれることとなる
会場からその英断に拍手
参加者、お客さんがその主旨を理解し、大会のグレードが一つ階段を登ったような気がした

ここで奥徹が歌った歌は
彼を知るものの殆んどが決勝に向けて残しておいたのではないか、と思われる一曲
美しいメロディのラヴソング、透き通る声
ついにのびのびと歌うその声と 『メロディ』を今日初めて聴いた気がした

それに対して洋介も自身最高の思い入れの強い歌を最高のコンディションで歌いあげる
しかもいきなりサビからのワンフレーズから入るという意表をつく展開
そこからエンディングへのハープ
路上で鍛え上げた強い歌声と強いギターで 『ライヴ』したのだ

高まるボルテージ

審査の旗が上がる

奥徹か 洋介か

決勝戦 [ 王者:しおはらいさむ vs 奥田徹郎 ]

二年連続で優勝を目の前で掻っ攫っていった実力者、しおはらいさむ氏
その目の前で、あきらかに自分の世界を取り戻した奥田徹郎が歌う
その歌は強かった
勝ち負けを超えて強かった
歌ってる彼の表情が笑っているかのように俺には見えた

俺は感動した


しおはらいさむ氏は強い
フロックで連続優勝できるものではない
それだからこそこの決戦は盛り上がったのだ
この決戦だけじゃない
一つの小さな町の 一つの小さなお祭りのその中の一つのイベントに過ぎなくても
そこに集まる人たちの本気さが
始めは疎らだったとしても、だんだん一つに重なってくる
それがこの優勝決定戦に繋がっているだけだということだと想う


会場の皆が上がる赤と青の旗の数を目で追いかける

集計の結果が伝えられる

18対19

S-1CLIMAX2005 優勝は 奥田 徹郎


おめでとう

そして皆様、ありがとうございました

(そのほかの熱戦も後日記載したいと思います)

Posted by aristrist at November 14, 2005 11:34 PM | TrackBack
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