■髪結いの亭主
という映画がある。
せつない系官能ラヴストーリーだ。
パトリス・ルコントという監督のフランス映画なのであるが
俺はこの映画を観てからというもの
実に『髪結いの亭主』になりたいと思ったものだ。
美人でムッチリの妻が [髪結い](まあ理美容店だな)として働き
亭主はその妻を愛しく見つめているだけの日々。
(ようは仕事しないで妻を見つめ続けるだけなのだが)
あ〜素晴らしい!
しかし、この場合
亭主は妻を純粋に愛さなければならない。
フィルターのかかっていない眼差しで妻を見つめなければならない。
そこに妻は惚れているのだから
しかして純粋な眼差しで愛すれば愛するほどに
失いたくはなくなる自分への愛情…
それがピークを迎えたとき…
それを『維持』しようとする人のエゴ…
迎える結末は…
俺はそんな『せつない愛』が好きです。
今日、散髪してきました。(笑